明日香野ブログ

"和菓子専科"明日香野は「ちょっと食べる」喜びを毎日世界へお届けします。 2022年8月で設立45周年を迎えます。感謝の気持ちを込めて毎月楽しい企画を実施中。 これからも明日香野をよろしくお願いいたします。

いつでも明日香野 | ワット プーカオトーン

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このお寺は1387年、アユタヤ王朝第2代目の王である「ラーメースワン王」によって、建立され、1569年、ビルマ(現在のミャンマー)にあったタウングー王朝のバインナウン王が、アユタヤ王朝との戦争に勝利し占領下においた際に、戦勝記念として仏教寺院の横にモンビルマ様式の大きな仏塔を建立したのが「ワット プーカオトーン(Wat Phu Khao Thong)」の始まりだそうです。その後、ナレスワン大王がビルマから再独立を果たすとこれをタイ様式に立て替えたという歴史の変遷を一身に受けた寺院です。

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「ワット プーカオトーン(Wat Phu Khao Thong=黄金の丘の寺院)」はアユタヤの町の北方に少し離れた場所にあり、上に登るとひたすら広がるタイ中部の平原が一望に見渡せます。「ああ、この広くて湿潤な豊かな大地がタイを育てたのだな」と実感するものになります。

このような都市のすぐ近くないし中に山を持つという文化は東南アジアではよく見かけます。カンボジア首都プノンペンのワットプノン、ラオス首都ビエンチャンのタートルアン、ミャンマー首都ビアンチャンのシュエタゴンパゴダなど各首都には必ず小高い丘の上に仏塔を建立し、その都市の象徴としています。アユタヤ朝からラタナコシン朝まであまりに平滑な土地に首都が置かれたタイでは人工的に丘を作ってまでこのような象徴を築いています。そこには強い宗教的な情熱を感じます。アユタヤにはこの寺院、そしてバンコクではワットサケット(別名アユタヤのこのお寺と同じWat Phu Kao Thong)がそれに当たります。

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思えば、東南アジアで最も有名なアンコールワットは世界の中心にある「須弥山」を模したと言われ、まさに山そのもの。こういった文化は古代東南アジアがヒンドゥー教時代から、仏教時代まで1500年にわたって受け継がれた文化なのだろう、そんな歴史を自分自身が各地で目の当たりにして来たことに想いを馳せました。仕事で各地を回り、明日香野の和菓子を懐に忍ばせながら、そこを走って歴史や人々の情熱を感じる。国は違えどもそこに共通のつながる思いや文化を感じられる、素晴らしい経験です。

 

f:id:asukano:20210709173155j:plain  ワット プーカオトーン(アユタヤ・タイ)

f:id:asukano:20210709173240j:plain  ワットプノン(プノンペン・カンボジア)

f:id:asukano:20210709173309j:plain  アンコール・ワット(シェムリアップ・カンボジア)

f:id:asukano:20210709173334j:plain  タート ルアン(ビエンチャン・ラオス)

f:id:asukano:20210709173402j:plain  シュエダゴン・パゴダ

次回の更新をお楽しみに。

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